韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の弾劾反対集会が14日開かれた際、現場で国内の主要メディアに対する不信が強まり、自作の新聞やYouTubeを情報源とする参加者たちの姿が見られた。
弾劾反対を掲げる参加者たちは、メディアを「左派に支配された存在」と糾弾し、記者に対しても「仲間かどうか」を詰問する場面があった。一部の参加者は、韓国国内メディアを「信頼できない」とする一方で、外国メディアの記者には好意的な態度を示し、英語で「Very good, Excellent」と賞賛する場面も見られた。
一方で、参加者らは韓国国内の報道も状況に応じて利用していた。集会の雰囲気を盛り上げるため、メディアが報じたニュースを引用して「20~30代の若者が変化を起こしている」などと宣言したり、弾劾反対の動きを強調したりしていた。
また、集会では独自に制作した新聞形式のビラが配布され、選挙不正を訴えるYouTubeチャンネルの内容が掲載されていた。このビラを手に取る参加者も多く、「内容が整理されていてわかりやすい」と好評だったが、記者が声をかけると警戒する場面もあった。
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