韓国で心筋梗塞と脳卒中の発生件数が増加を続けている。心筋梗塞の致命率は減少傾向を示しているが、脳卒中は2020年以降上昇している。
疾病管理庁がこのほど発表した2022年の心脳血管疾患発生統計によると、2022年の心筋梗塞の発生件数は3万4969件で、男性2万5944件、女性9025件と男性が女性の約2.8倍に上った。
発生率は人口10万人あたり68.2件。男性が101.6件、女性が35.1件で年齢が高くなるほど発生率も増加する傾向を見せた。
心筋梗塞の30日以内致命率は9%で1年以内致命率は15.8%。致命率は年齢が高いほど高く、特に80歳以上では1年以内致命率が大きく上昇していた。
一方、脳卒中の発生件数は2022年に11万574件で、男性6万1988件、女性4万8586件と男性が1.2倍多かった。発生率は人口10万人あたり215.7件で、やはり年齢が高くなるほど発生率が増加した。
脳卒中の30日以内致命率は7.9%、1年以内致命率は20.1%で、女性の致命率が男性よりも高かった。特に2020年以降、脳卒中の致命率は上昇する傾向を見せている。
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