2025 年 1月 10日 (金)
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「親・北朝鮮」傾向のYouTubeチャンネルが大量削除…対北朝鮮制裁・著作権問題の可能性

YouTubeで「North Korea Media Archive」を検索すると表示されるYouTubeホームページの画面=YouTubeホームページのキャプチャ(c)MONEYTODAY

YouTubeが最近、「親北朝鮮」傾向のチャンネルを削除したことが明らかになった。この措置の背景には、米国の対北朝鮮制裁や著作権侵害問題があるとみられる。

米政府系放送局の自由アジア放送(RFA)によると、北朝鮮のドキュメンタリー(記録映画)や公演映像などを翻訳してアップロードしていた「親北YouTubeアカウント」が次々と削除されているという。

4日には、北朝鮮の朝鮮中央テレビのドキュメンタリーをアップロードしていたチャンネル「K.N」が削除された。先月20日にも、1950~60年代の北朝鮮映像を投稿していた「North Korea Media Archive」やモランボン楽団の公演映像を掲載していた「Cathay340」チャンネルが削除された。

これらのアカウントをYouTubeで検索すると、「このページは利用できません。他の検索キーワードで試してください」というメッセージが表示される。

YouTubeによるこのような措置は今回が初めてではない。今年10月にも「スパムおよび詐欺行為が発見された」として3つ以上の親北チャンネルアカウントが削除された。今年3月にも親北傾向のチャンネルが大量に閉鎖されている。

これに対し、親北アカウントの運営者たちは「北朝鮮がロシアに派兵したという理由でチャンネルが削除されている」と主張し、「運営しているチャンネルはすべて中立的で非政治的だ」と反論している。

一方、専門家たちは、YouTubeがこのような決定を下した背景には、対北朝鮮制裁や著作権侵害問題があると指摘している。

ある専門家は「米国の対北朝鮮制裁は非常に厳格であり、YouTubeがそれを違反するリスクを冒すことはないだろう。YouTuberが朝鮮中央テレビの映像をアップロードする行為は、技術的には著作権侵害に該当する」と分析している。

(c)MONEYTODAY

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