タイ南部の観光地パンガン島で先月29日、ボート転覆事故が発生し、行方不明になっていた韓国人男性が遺体で発見された。
タイの有力紙「バンコクポスト」(1月1日付)などによると、事故は先月29日未明、観光客と乗員計13人を乗せたボートがパンガン島南部からリゾート地へ向かう途中で起きた。高波で転覆したボートには日本、トルコ、ドイツなどからの観光客が乗船。韓国人男性1人を除く全員が救助された。
パンガン島近くで操業していた船の船長が先月31日午前、韓国人の遺体を見つけた。発見地点は男性が行方不明となった場所から約5キロ離れていた。遺体は検視のため病院に搬送された。
スラタニー県当局は、ボートの所有者らを業務上過失致死罪などで起訴する方針。ボートは登録されないまま運航され、波が高いので海岸に停泊しろという警告を無視していた。また、操縦者は免許を所持しておらず、覚せい剤の陽性反応が出たとされる。
(c)MONEYTODAY