韓国京畿道華城市(キョンギド・ファソンシ)で残虐な方法で犬を処分し、利益を上げていた繁殖場の業者が起訴された。水原地検が29日、動物保護法違反、獣医師法違反、建築法違反の罪で代表とその家族ら経営陣5人を在宅起訴し、従業員5人も獣医師法違反罪で略式起訴したと発表した。
代表らは2023年6~7月、商品価値のある子犬を取り出すために生きた母犬の腹部を切開して殺害したほか、商品価値のない老犬15匹に筋弛緩剤を投与して殺した。また、2017年に用途変更の許可なしに事務所を動物飼育施設に転用するなどした。
繁殖場は2013年から家族や親戚を中心に運営され、飼育頭数は400匹から1400匹に増加。飼育環境は劣悪で1坪(約3.3平方メートル)に15匹が詰め込まれていた。また、無資格で犬にワクチンや薬を投与し、犬が死亡すると冷凍庫に保管したり山に埋めたりしていた。
業者は「高収益を保証する」として投資を募っていたが、契約違反や詐欺的な手法も明らかになっており、検察は捜査を進める方針だ。
(c)news1