韓国・釜山(プサン)の複数のマンションで、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領による非常戒厳の宣布を擁護するビラが配布されたことが確認された。
オンラインコミュニティにこのほど、「釜山のマンション団地に配布されているビラ」と題した投稿があった。そこには「私であっても戒厳を選ぶ」と書かれたビラがマンションの玄関ドアに差し込まれた写真が添付されている。
ビラは、野党による政府人事の弾劾や予算処理の問題が戒厳の原因だと記載している。そのうえで「内乱罪=民主党」「不法弾劾は許容できない」と書かれ、大統領ではなく野党が内乱を起こしたと主張している。
警察庁国家捜査本部には、このビラに関する苦情が寄せられているという。刑法第90条によると、内乱罪を扇動または宣伝した者は3年以上の懲役刑に処される可能性がある。
ネットユーザーの間では「全員通報しよう」「早く逮捕して現実を理解させるべきだ」「印刷を請け負った業者も処罰されるべきだ」「積極的な内乱共謀と扇動だ」といった意見が相次いでいる。
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