自身の運営するテコンドー道場で4歳児を虐待し死亡させた罪に問われている30代の館長に対する論告求刑公判が19日、韓国・議政府地裁であり、検察は無期懲役を求刑した。
館長は今年7月、京畿道楊州市にある自身のテコンドー道場で、4歳男児をマットに巻き込み、逆さに入れたまま約27分間放置し、窒息死させた児童虐待致死罪に問われている。
事件当時、被害児が助けを求めて叫び、現場にいた指導者も男児を救出するよう提案したが、館長はこれを無視したとされる。また、館長は犯行後、被害児が病院に搬送されている間に、事件の様子が記録された防犯カメラ映像を削除していた。
検察は「被告は事件以前から被害児を継続的に虐待していた」と指摘。「重大な犯罪にもかかわらず、被告は『ただの冗談だった』という言い訳を続け、遺族にさらなる傷を与えている」と強調した。
判決公判は来年1月23日に開かれる。
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