韓国の乳業大手、毎日(メイル)乳業が製造する一部の滅菌牛乳製品に洗浄水が混入していたことが明らかになり、消費者の不安が広がっている。
この問題は、ある企業の研究員が「毎日牛乳オリジナル(滅菌)200ml」を飲んだ後に体調不良を訴え、その内容をオンラインコミュニティに投稿したことがきっかけで発覚した。
消費期限が来年2月16日と記載された製品から洗浄水と思われる赤い液体が発見されたという動画が拡散した。
同社は点検の結果、洗浄作業中のミスにより、ごく少量の洗浄水が一部の製品に混入した事実を確認したと発表した。
毎日乳業は公式ウェブサイトで「安全基準に適合した状態で出荷したものの、一部製品で品質の問題が確認された」と説明している。さらに「詳細な原因究明のため設備と工程を精査した結果、洗浄作業中のミスによる混入が判明したため予防的に回収することを決めた」と述べた。
会社側は「再発防止策として生産過程のモニタリングを強化した。同じ生産ラインで製造された他の製品についても品質を確認したが問題はなかった」としている。
また、今回拡散された動画がこの問題と直接関連しているかどうかは確認されていないと述べた。
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