ソウル市麻浦区の弘大(ホンデ)レッドロードが、まるで欧州のクリスマスマーケットのような華やかな雰囲気に包まれた。中小ベンチャー企業省が主催する「12月同行フェスティバル」が6~8日開催され、週末を控えた金曜日の夜、多くの人々が集まった。
同行フェスティバルは地域の小規模事業者や中小企業の商品を広くPRするためのイベントであり、若者や外国人観光客で賑わう弘大レッドロードでの開催により一層注目を集めた。イベントでは大きなクリスマスツリーが設置され、訪問客の目を引いた。特に外国人観光客は「まるで欧州のクリスマスマーケットのようだ」と喜びながら写真を撮影していた。
会場にはフードマーケットや若手起業家の出展ブース、ライブコマースコーナー、バスキング公演、ミニコンサートなど多彩なプログラムが用意された。また、来場者向けの無料試飲会やイベントブースも人気を集めた。現場では、冷え込む天候にもかかわらず、韓国各地の名産品を販売するブースに長蛇の列ができた。
イベントの目玉となったのは、ネットフリックスの人気番組「白と黒のスプーン」に出演した料理人キム・ミリョンによるライブコマースと料理試食イベントだった。キム・ミリョンはその場で50~60人分の炒飯を作り来場者にふるまった。試食が始まる30分前から、ブースの前にはすでに多くの人が並んでいた。
また、韓国のシンガーソングライター、ホン・イサクによるミニコンサートや、若手バンドによるバスキング公演も開催され、観客を楽しませた。
中小企業と小規模事業者も活発に参加し、自社製品をアピールした。コスメブランド「ラバソム」の関係者は、先日ハノイで開催された同行フェスティバルに続いて2回目の参加で、ブランド認知度を高める貴重な機会として捉えていると語った。今回初めて参加した食品メーカー「ミョヤク」の代表は、「同行フェスティバルは直接消費者と触れ合える良いチャンスだ」と述べた。
オ・ヨンジュ中小ベンチャー企業相も会場を訪れ、参加者を激励した。オ・ヨンジュ氏は「小規模事業者がより安定した経営環境を得られるよう支援策を講じている。現場での声をしっかり反映し、これからも支援を続けていきたい」と語った。
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