韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の弾劾を求める集会が続く中、MZ世代(1980年代~2000年代初旬の生まれ)を中心に広がる「K-デモ」文化に対する一部ネットユーザーの嘲弄的な発言が物議を醸している。特に、集会で応援棒を使用する参加者への蔑視的なコメントへの批判の声が高まっている。
オンラインコミュニティには11日、MZ世代が主導する応援棒を使った集会についての議論が交わされたカカオトークの会話が公開された。
この中で、あるネットユーザーA氏が「無料コーヒーとかどうなの?」と質問すると、別のユーザーB氏が「ダウンジャケットを引き裂いて歩き回りたい」と応じた。さらに、A氏は「無知な連中が意識の高い市民を装っている。善悪を分別しているふりをするのが一番気に入らない」と述べると、B氏も「賢くない人間に見える」と差別的な発言をした。
さらに、インスタグラムのストーリーには「デモに行って応援棒を振り、K-POPを歌うやつら。インスタやツイッター用に写真を撮るためだけに参加する低能」といった投稿がされ、批判を集めた。
こうした発言に対し、ネット上では「そんな下品な言葉を使いながら、自分が意識の高い人間だとでも思っているのか」「デモは自分の思いを社会に示すためのものだ」「わざわざこれをストーリーに上げるなんて幼稚だ」「これが彼らのレベルなのか」「もはや悪意しか残っていない」などの批判が相次いだ。
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