義父から養育にかかった扶養料を請求され、困惑する女性のエピソードが韓国YTNのラジオ番組「チョ・インソプ弁護士の相談室」で紹介された。
女性の話では、中学時代に母親が再婚し、義父と初めて会った。義父は女性と養子縁組して親子になったが、親密な関係を築こうとはしなかった。ただし、経済的支援は惜しまず、女性が大学を卒業し、大手企業に就職するまでの費用を負担した。
女性が結婚し、新生活を始めたころ、義父の経営していた会社が経営難に陥り、最終的に破産した。不運は続き、母親も病に倒れて合併症で1年後に他界した。
母親の死後、義父は生活苦を理由に扶養料の支払いを女性に求める訴訟を起こした。これに対し女性は「私を一度も実の子として扱わなかった義父からの突然の要求を受け入れるのは難しい」と語った。
これについてイ・チェウォン弁護士は、扶養料請求が認められるかどうかは▽親が労働能力を喪失しているか▽子どもに経済的余裕があるか▽親子間の交流の有無▽親が困窮に至った経緯――などを総合的に判断すると解説した。
そのうえで「義父が経済的に破綻している状況や投稿者が大企業勤務で経済的に余裕がある点を考慮すれば、請求が認められる可能性が高い」と述べた。
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