Googleで「義烈団活動」を検索すると、関連キーワードとともに独立運動家の写真と名前が表示される。しかし26日現在、その一人、ユン・ポンギル(尹奉吉)の名前の下にはユン・ソンニョル(尹錫悦)韓国大統領の写真が表示される――こうした事態が発生し、韓国で波紋を呼んでいる。
さらに、写真をクリックするとユン・ポンギルの検索結果ページが正しく表示されるものの、検索画面上部の小さなサムネイル写真には依然としてユン大統領の顔が残っている。
この問題は26日午後、オンラインコミュニティ「ボベドリーム」への投稿を通じて拡散された。投稿者は「Googleに修正意見を送った」としている。これについて、Google関係者は「現在、確認中」と回答している。
ユン・ポンギルは朝鮮半島出身の人物で、1932年に上海で爆弾を投げて日本の軍人らを殺害した「上海天長節(天皇誕生日)爆弾事件」の実行犯。事件では、のちに日本の外相となった重光葵が被弾して右脚を失う重傷を負った。ただ韓国でユン・ポンギルは、伊藤博文を暗殺したアン・ジュングン(安重根)と同様、英雄視されている。
(c)news1