工具を用いて男性が他人の車を破壊する様子を捉えた映像が、韓国の弁護士が運営するYouTubeチャンネル「ハン・ムンチョルTV」で公開された。加害者は車の所有者からの連絡を無視しているという。
事件はソウルのマンションの地下駐車場で発生した。防犯カメラの映像によると、ランニングシャツ姿の男性が車に近づき、持参したモンキーレンチでたたく様子が記録されている。
男性は車のフロントガラスを割った後、側面や後部、さらにはボンネットなどを無差別に破壊。異常な行動は約3分間続いた。
この車を所有する男性によると、加害者とは面識がなく、問い詰めたところ「アルコール中毒で自分の車と勘違いした。もう乗らないつもりで壊した」と話したという。
車の修理費は約1000万ウォン(約110万円)、代車のレンタル費は280万ウォン(約31万円)がかかったとされている。
ハン・ムンチョル弁護士は「加害者が本当に自分の車を識別できないほど酔っていたのか疑問だ。修理費やレンタル費は全額賠償されるべきだ」と述べた。
韓国の法律では、特別な器具を用いた財物損壊罪に問われた場合、5年以下の懲役または1000万ウォン以下の罰金が科される可能性がある。
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