「APT.(アパート)」でグローバルな旋風を巻き起こした韓国の4人組ガールズグループ「BLACKPINK(ブラックピンク)」のロゼがこのほど、米紙ニューヨーク・タイムズとのインタビューに応じた。ロゼは、悪質コメントやオンライン上のいじめに関する質問を受けて、涙を見せた。
同紙は23日(現地時間)、ロゼの成功に焦点を当て、同時にK-POPアイドルの生活について掘り下げた。
同紙はK-POPアイドルについて「エンターテインメント会社で数年間にわたる過酷なトレーニングを受け、自己管理を徹底している」と指摘したうえ、「このシステムの中で最も大きく成長したスターの一人がロゼだ」と評価した。
ロゼは、米シンガーソングライターのブルーノ・マーズと共演した「APT.」で、K-POP女性アーティストとして初めてビルボードHot100のトップ10にランクインした。
ロゼはインタビューで、アイドル練習生としての日々を振り返り、「みなが夢を追い、努力する裏側には孤独がある」と吐露したうえ「私が感じた孤独はトラウマになるほどだったが、私は生き延びた」と振り返った。
練習生時代の日常は、午前9時30分ごろに起床し、7~8人でボーカル、ダンス、語学などのレッスンを受けた。練習は深夜2時に終わることが多く、その後も一人で練習を続けた。休みは2週間に1日だけだったが、家族と離れて暮らしていたため、孤独感が募ったという。
ロゼはニュージーランドで生まれ、8歳の時にオーストラリア・メルボルンに移住した。その後、単身で韓国にやってきた。
「オーストラリアから来た私にとって、失敗はありえなかった。失敗すれば、飛行機に乗って遠くまで帰らなければならなかった。その過程を友人たちに説明することも避けたかった」
ロゼは、その間に受けてきたトレーニングについて、こう振り返った。
「常に完璧な姿を見せるよう訓練されてきた。だから、ファンとオンラインで交流する時でさえ、完璧な答えを準備した。完璧な女の子でいることを常に意識していた」
「アーティストが感情や経験をさらけ出す必要があったと思うが、そういった感情や気持ち、経験について語る訓練を受けていなかった」
インタビューで、記者から「K-POP女性アーティストは特にオンライン上でいじめを受けやすいようだ」と問われ、ロゼは涙を見せた。しかし、「私は意志が強いと思っているので感情的になりたくない」と語った。
「私はとてもポジティブだ。物事が自分にどう影響するかについて賢くありたいと思っている。でも、実際に自分に影響を及ぼしてきた時、本当に辛いと感じた。『ああ、自分がこんなことを経験するなんて』と。ネットでそういう状況を見て、『どうしてあの人たちはそれを気にするんだろう』と思っていたが、いざ自分に起きると、ショックだった」
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