韓国で中古車輸出業などに従事する外国人労働者たちが、登録が抹消された車などを使って深夜に暴走行為を繰り返している。オンライン掲示板「ボベドリーム」に映像や証言が投稿され、問題の実態が浮き彫りになった。
投稿によると、この外国人暴走族は昨年から活動を始め、安山(アンサン)工業団地などを拠点に暴走を続けている。彼らはタイヤ痕を道路に残し、警察の見張り係が「カップス(警察)」と叫んで警告を発するなどして摘発を逃れている。暴走行為の映像や警察をあざける内容の動画がSNSに公開されている。
投稿者は「これら暴走行為は米国で流行した文化が韓国に持ち込まれたものらしい」と指摘している。
暴走しているのはロシア、ウズベキスタン、カザフスタンなどの外国人で、多くは工場勤務者や中古車輸出業者だと説明した。使用される車両は名義不明の車やレンタカーが多く、大破したものも含まれるという。
暴走行為の一つとされる水原(スウォン)の「文湖(ムンホ)交差点」周辺では、暴走行為を見物する人々を含めると100人近くが集まることも。近隣住民からは騒音被害の訴えが寄せられており、警察も対応に苦慮している。
ネット上では「罰金と強制退去が必要だ」「犯罪には厳しく対処すべきだ」など厳しい意見が相次いでいる。
(c)NEWSIS