韓国の同徳（トンドク）女子大学で男女共学化を巡る議論が紛糾し、学生の抗議活動が激しさを増している。12日には大学で開かれる予定だった就活フェアが学生の妨害で中止になった。
このイベントには企業や団体が参加するはずだったが、抗議活動で会場が荒らされ、企業のブースが撤去されるなど大混乱した。翌13日のオンラインコミュニティ「ボベドリーム」には、会場が荒らされ、企業関係者が会場外で待機している写真が投稿された。
同徳女子大学は最近、共学に移行する方針を発表。これに反発した学生たちが本館を占拠して授業をボイコットしている。12日には200人余りの学生が集まって当局に抗議した。
学生らは校内の壁や床にスプレーで「反対」の意思を書き込み、大学創設者の銅像にペイントしたり卵を投げつけたりしている。
一方、キム・ミョンエ総長は声明で「男女共学化は学校が一方的に決定できるものではなく、構成員の意見を集約する手続きが必要だ」とし、「施設の破損や職員の監禁などには厳正に対応する」と警告した。
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