妻の不貞を知り、激高して一度だけ平手打ちしたところ、妻が離婚を申し立て、公務員年金や先祖代々の土地の半分を求めている――韓国の公務員がYTNラジオ「ジョ・インソプ弁護士の相談所」にこんな離婚相談を持ち掛け、話題になっている。
番組で弁護士は、韓国の民法に基づき、配偶者双方が「有責配偶者」に該当するとし、「手を上げたのが一度だけで重大なけがをさせていなければ、離婚理由は主に妻の不貞にある」との判断を示したうえ、夫も妻に離婚および慰謝料請求が可能だとした。
分割年金については、結婚期間が5年以上であれば元配偶者は、その期間の年金の半額を受け取る権利がある。ただ、希望しない場合は、一時金を財産分与に含めることで分割年金の受給割合を0%とするよう求めることができるという。
また、土地に関しては、韓国の司法制度上、特有財産であっても維持や形成に配偶者の貢献があれば分割の対象になる可能性があるという。土地の代わりに金銭で財産分与することで土地そのものを分割せずに済む場合もあると助言した。
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