韓流ガールズグループ「NewJeans(ニュージーンズ)」が生中継音楽番組「SBS-TV 人気歌謡」で特定の携帯電話を使用して広告を連想させるような動作を披露した問題で、韓国放送通信審議委員会は4日午後、全体会議を開き、関係者の意見を聴取した後、法定制裁のうち「注意」とすることを決めた。
NewJeansは昨年7月30日の放送で、楽曲「ETA」のステージ終盤においてアイフォンを使い互いの顔を撮影する約20秒のパフォーマンスを披露した。この行動が特定携帯電話の広告を思わせるとして、過剰な間接広告との指摘とともに苦情が寄せられていた。
放送諮問特別委員会では「問題なし」の意見が7対1で出される一方で、放送通信審議委員らは厳しい制裁が必要との意見をまとめた。ただし、再発防止の約束がされた点などを考慮したとされる。
同委員会のリュ・ヒリム委員長は、今回の決定について「審議の目的は、制裁よりも類似事例の予防効果にある。審議が1年以上も遅れたことは大きな問題で、迅速な審議体制を整えるための対策を求める」とコメントした。
同委員会による制裁は「問題なし」「意見提示」「勧告」のほか、法定制裁にあたる「注意」「警告」「プログラムの訂正・修正・停止および関係者の懲戒」「課徴金」に区分されている。法定制裁以上は放送局の再許可・再承認の際に減点の対象となる。
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