韓国慶尚南道晋州(キョンサンナムド・チンジュ)市内の中学校で、教師が生徒に暴言を浴びせたとして保護者が反発している。
晋州教育庁や保護者らによると、この教師は10月17日、廊下にいた生徒に理由もなく暴言を吐き、授業中にも40分近く暴言や罵声を繰り返したという。
多くの生徒が恐怖を感じ、一部は涙を流して早退するなど心に大きな傷を負ったとされる。教員は別のクラスでも同様に暴言を吐くなどし、保護者が学校側に抗議した。
教員は担任のクラスを持たない教科担当で、当日も代行で授業に入っていたという。
この教員の問題はこれにとどまらなかった。
10月22日には、別の生徒に試験の採点を任せていたことが発覚した。学校は他の教員に全学年の再採点を指示した。学校側はこの件を教育庁に報告しておらず、隠ぺいを図ったとの批判も出ている。
学校側は「教員の行為は児童虐待には該当せず、報告義務はない」と説明。校長が警告処分を科し、保護者に電話で謝罪したとしている。一方、晋州教育支援庁は5日、同校を訪れ、事実確認を進めている。
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