ソウル市松坡区(ソンパグ)の蚕室(チャムシル)駅近くの無人倉庫で、管理人が現金67億ウォン(約7億3700万円)を盗んだ事件で、警察はこの現金の所有者についても捜査を開始した。
ソウル警察庁の関係者が4日、記者会見で、被害金の持ち主である海外滞在中の男性について「被害者だが、犯罪収益の可能性もあるため捜査を始めた」と述べた。
警察は、多額の現金が倉庫に保管されている点に着目し、犯罪に関連した金である可能性があると判断した。被害者は現金を倉庫に預けた後、渡航したとみられる。
倉庫の管理人の40代男性は9月12日午後から翌日未明、6つの旅行かばんに現金を入れ、妻名義の倉庫に保管後、京畿道富川市(キョンギド・プチョンシ)の建物に隠したとされる。
被害者は12日後、盗難に気づき、警察に通報。警察は10月2日に管理人を逮捕し、11日に送検した。ソウル東部地検は10月29日、住居侵入、窃盗、業務妨害などの容疑で管理人を起訴している。
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