約1カ月間にわたってソウル・汝矣島(ヨイド)の広告塔に登り、高所での抗議活動を続けていた労働者2人が逮捕を免れた。
ソウル南部地裁が3日午後に業務妨害などの罪で起訴された建設労組幹部2人について身柄を拘束するかどうか審査し、逮捕状を棄却した。地裁は「証拠隠滅の可能性は低く、居住地も定まっており逃亡の恐れがない」と判断した。
この2人は8月2日から31日まで高さ70メートルの広告塔に登り、デモを敢行した。彼らは「内国人の優先雇用の保障」「日当2万ウォン(約2200円)の削減撤回」など4つの要求を掲げていた。
建設労組によると、国会で使用者団体と労使協約が締結され、日当削減の撤回と交渉再開に合意。これに伴い、労組側は31日午後6時ごろにデモを終了した。警察はその場で2人を現行犯逮捕したが、最終的に釈放された。
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