ソウル市江南区(カンナムグ)で8台が絡む追突事故を起こした20代女性が運転免許を一度も取得したことがなかったことが判明した。ソウル警察庁のキム・ボンシク庁長が4日の定例記者会見で女性について「自動車学校で運転を習ったが、免許は取っていない。車両は母親の所有」と説明した。
女性は2日、江南区のテヘラン路で車6台に衝突し、さらに逆走してオートバイにぶつかった。この事故の直前、ソウル市松坡区(ソンパグ)の住宅街で30代女性とその乳児用ベビーカーに衝突していたこともわかっている。
女性は無免許運転だったうえ、逃走しており特定犯罪加重処罰法と道路交通法違反の容疑が持たれている。
母親宅から新論峴(シンノニョン)駅近くの自宅に向かう途中だったといい、母親はタクシーを利用するよう勧めていたとされる。
調べで、アルコールや違法薬物は検出されなかったが、女性は鎮静剤を服用していたと供述。不眠症の症状があったとみられる。警察は国立科学捜査研究院にも血液検査を依頼し、薬物の影響の有無を確認する。
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