韓国で、カーブを曲がる際にトラックから道路にこぼれ落ちた焼酎の空き瓶を、市民や学生たちが力を合わせて片付ける映像が公開され、話題を呼んでいる。
ユーチューブチャンネル「ハン・ムンチョルTV」は2日、「道路にこぼれ落ちた焼酎空き瓶」というタイトルで映像を配信。映像によると、9月29日午後4時30分ごろ、忠清南道牙山の交差点で焼酎の空き瓶を積んだトラックが左折する際、約8箱の空き瓶が道路に散乱した。
すぐに状況を把握したトラックの運転手は車を停めて瓶の片付けを始めたが、トラックからさらに空き瓶が落下。運転手が一人で対応するには限界があった。
そこで、道路を走行していた車両や歩行者が立ち止まり、運転手の作業を手助けした。その後も4箱の空き瓶が追加で道路にこぼれ、交差点全体に瓶が広がる事態になったものの、制服を着た学生たちも腕をまくりあげ、積極的に清掃に加わった。
学生や市民たちは道路に散らばった空き瓶を拾い集め、安全な場所に移動させ、白い手袋を着けてガラス片で手を切らないように気をつけながら片付けを続けた。
こうした協力によって、8分後には道路は元のきれいな状態に戻った。その後、救急隊員が現場に到着してガラス片の片付けを引き継ぐまで、学生や市民たちは現場に留まり協力し続けた。
映像を見たハン・ムンチョル弁護士は、トラック運転手に対して荷物の安全管理の重要性を呼びかけた。映像の中の運転手も空き瓶の箱をネットで覆うだけで運搬していたように見えることから、ハン氏は「通常、空き瓶の箱はゴムバンドでしっかり固定するべきだが、ネットだけで固定して走行する運転手もいる。積み荷は高さを抑え、しっかりとトラックの荷台に固定しなければならない」と指摘している。
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