韓国の仁川(インチョン)で新規開店した刺し身店が、同じ日に来店した2組の客から「食中毒の症状が出た」と訴えられた。ところが、この2組が一味だった疑いが浮上。詐欺の疑いもあり、店主が怒りをあらわにしている。JTBC「事件班長」が報じた。
刺し身店を経営していた男性によると、今月16日の午後5時40分ごろ、ある男性が刺し身をテイクアウトした。また、午後9時半に別の家族が来店し、食事を取った。
その後、経営者は両方の客から「配偶者が腹痛を起こした」との連絡を立て続けに受けた。2組とも同じ表現で「店内から土の匂いがする」との悪評をオンラインに投稿した。
また、テイクアウト客が撮影した写真が来店客のレビューに使用され、夜に訪れたはずの来店客が昼間に撮影した店外の写真を投稿していた。つまり互いの写真を利用しあったと考えられた。
さらにテイクアウト客の夫の携帯電話番号の末尾と来店客の番号末尾が一致したことから、経営者は両者がグルだったとの見方を強めた。
経営者は、食中毒と診断されたとする写真付きの診断書や処方箋を提示されたため、いったんは保険金を申請した。一方で、保険金詐欺の疑いがあるため、保険会社が警察に捜査を依頼しているという。
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