結婚を控えた新婦がウェディングドレスの試着中、本来はその姿を写真に収めてはいけないのに、それを隠し撮りするケースが韓国で増えている。
ある新婦はウェディングドレスを着た自分の姿を記録するために小型カメラを購入した。「不正行為に使われる機器であることに不安を感じたが、試着時の撮影が禁止されているため仕方なく隠し撮りする知人が多い」と語った。
ウェディング業者は、デザインの流出を防ぐために写真撮影を禁止している。ある業者は「デザインを自社で手掛けているので流出リスクを避けたい」と語った。
一方、新婦らは最も自分に合ったドレスを選びたいが、試着時の写真がないと選ぶのが難しいと不満を述べている。特に高額なブランド品に比べて、試着の際に写真を撮れないのは不合理だとする声が多い。
消費者保護団体も「法的な規制は妥当ではない」として、契約の範囲内で対応すべき問題だと指摘している。
専門家は、こうした隠し撮り自体は法律違反に発展しにくいが、SNSでデザインを公開した場合には契約違反として損害賠償が発生する可能性があると警告している。
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