韓国で最近、出生児数が回復したことで、キッズ家具業界に追い風が吹いている。ベビーベッドや保護マットなど関連製品の問い合わせが大幅に増え、注文量も急速に増えているためだ。長年の少子化で低迷していたキッズ家具業界は、最近のトレンドを反映して「安全性」と「拡張性」などをキーワードに業績を伸ばそうとしている。
ハンセムのあるキッズ収納棚製品は、割引イベントが始まって注文が殺到している。ハンセム関係者は「10月第1週の注文が9月末に比べ10倍以上増えた」と話した。現代リバートの関係者も「最近、キッズ家具の購入問い合わせと相談が大幅に増えた」と話した。
これは、人口絶滅の危機を感じるほど長期間続いた出生児数の減少傾向が昨年7月に劇的に回復したことによるものだ。
統計庁によると、今年7月の出生児数は2万601人で、昨年7月(1万9085人)より7.9%増え、7月時点で17年ぶりに最も大幅に増えた。子どもには出費を惜しまないため、キッズ家具の販売量も増えたわけだ。
業界によると、消費者がキッズ家具を選ぶ際、有害物質が徹底的に除去され、環境にやさしい安全な成分で製作されているか▽子どもがつかんで立ち上がった際に転倒するなどの危険を排除した構造・デザインを適用しているか――など「安全性」を重視しているという。
(c)news1