毎年、プラスチック・ビニール・紙コップなど「ゴミの山」で苦しんでいた祭りが変わりつつある。秋を迎え、ソウル市のあちこちで開かれる祭りが続々と「リユーザブル容器」を導入し、ゴミ削減に取り組んでいる。
ソウル市などによると、最近祭りを主催する各自治体が積極的に使い捨て容器を排除し、環境に配慮した祭りに賛同する流れが強まっている。
市は「廃棄物管理条例」を改正し、市が主催する参加予想人員が1000人以上のイベントで使い捨て用品の使用を禁止することにした。環境にやさしい祭り文化を構築するという方針だ。ソウル市の各自治区も「使い捨て用品のない祭り」を続々と開催している。
麻浦区は今月18~20日に開かれる麻浦アミの塩辛祭りの食べ物市場にリユーザブル容器を導入した。皿、コップだけでなくスプーン、箸など30万個余りをリユーザブルにする。
使用したリユーザブル用品は、イベント会場に設置された回収箱に回収し、専門業者が洗浄、殺菌作業を経て、翌日再び使用する。麻浦区は昨年初めて祭り期間に20万4000個余りのリユーザブル容器を使った。訪れた住民たちの反応も良く、今年はその数をさらに増やすことにした。
パク・カンス麻浦区長は、祭り期間中、自ら飲食市場から移動式フードトラックまで、祭り会場を回りながら、使い捨て用品の使用の状況を随時点検する。
麻浦区関係者は「今回の祭りはゴミ減量のための麻浦区の意志が込められた祭りだ。昨年に続き祭り期間に食べ物市場でリユーザブル容器を使う環境に優しい運営方式を飲み物まで拡大することで、より意味のある祭りになるだろう」と話した。
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