韓国のストリーミングプラットフォーム「アフリカTV」が15日、ブランド名を「SOOP(森)」に変更し、同時に自社プラットフォームで活動するインターネット配信者の名称も「BJ(Broadcasting Jockey)」から「ストリーマー」に変更した。これにより、長年親しまれてきた「BJ」という呼称は消滅し、グローバル市場でより広く使われる「ストリーマー」に統一されることになった。
この変更は、SOOPがグローバル市場へ拡大する中で、海外ユーザーにとって馴染みのある呼称に合わせるための戦略的な決定だ。代表的なプラットフォーム「Twitch」でも、初期は「ストリーマー」の名称が使われており、SOOPはこれにならう形となる。
「BJ」はアフリカTVの象徴的な存在であり、韓国ネット放送業界における1人メディア時代を牽引してきた。だが、近年はユーチューブの台頭により「ユーチューバー」という呼称が一般化し、SOOPも時代の変化に対応するため今回の改名に踏み切った。
また、一部のBJによる不祥事が社会問題化し、「BJ」という名称自体がネガティブなイメージを持たれることもあり、ブランドイメージの刷新を図る意図もあるとされる。
SOOPは今後、グローバル版と国内版の相乗効果を強化し、コンテンツの同時配信やeスポーツ制作など、より広範なグローバルプラットフォームとの連携を進めていく。
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