韓国で最近、国内に18カ所あるカジノの入場者数が増加する一方、「出入り禁止」となる客も毎年増加していることが文化体育観光省の資料で判明した。コロナ禍で一時減少した出入り禁止者数が終息後に再び増加している。
2020年は2503人が出入り禁止になったが、2021年には1336人まで減少した。しかし、2023年には2208人に増加し、2024年は8月までで既に1870人に達している。これは昨年を上回るペースだ。
出入り禁止の主な理由は、「自ら出入り禁止を求める」という「自己申告」によるものが37.6%(2023年は761人)を占め、次いで違法行為や秩序違反、家族の要請による禁止も目立つ。事業所別では仁川(インチョン)のパラダイスシティが最も多く、全体の25%を占めた。
関係者は「ギャンブル依存症の深刻さを自覚し、自ら出入り禁止を求めるケースが増加している。今後はより実効性のある対策が必要だ」と述べた。
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