2024 年 10月 17日 (木)
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大韓航空、ティーウェイ航空にまた機材提供…アシアナとの合併承認へ布石

大韓航空B787-9旅客機=大韓航空(c)MONEYTODAY

大韓航空はティーウェイ航空にB777-300ER型機2機を追加で支援し、欧州路線の運航を安定化させることで、アシアナ航空との合併を確実に進める意向を示している。

大韓航空は航空機とともにパイロットや整備士をティーウェイ航空に提供することを決定した。客室乗務員はティーウェイ航空のスタッフで構成し、欧州路線を運航する。

これは、欧州連合(EU)執行委員会(EC)による大韓航空とアシアナ航空の合併に関する最終承認を前にした措置だ。EU当局は合併後の独占を懸念し、競争力を保つため大韓航空が欧州路線をティーウェイ航空に移譲し、その安定運航が必要となっている。

大韓航空はこれまで、A330-200型機5機をティーウェイ航空にリースしてきたが、運航開始以来、遅延や欠航などの問題が発生していた。また、航空機メーカーであるボーイングなどの生産遅延があり、ティーウェイ航空の機材拡充が遅れている。

ティーウェイ航空は2026年以降、A330-900NEO型機5機を順次導入する契約をグローバルリース会社アヴォロン(Avolon)と締結しているが、それまでの機材不足を補う必要がある。ティーウェイ航空はさらに2027年末までに計10機のA330-900NEOを運用することを目指して交渉中だ。

(c)MONEYTODAY

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