米デルタ航空のエド・バスティアン最高経営責任者(CEO)はこのほど、米アトランタで開かれた「アジア太平洋航空ネットワーク強化に関する戦略的会議」で、韓国・仁川国際空港公社のイ・ハクジェ社長と会談した。その際、バスティアンCEOは、大韓航空とアシアナ航空の合併に触れ、「まるでジャックポット(ギャンブルでの大当たり)が当たったような感覚だ」と非常に好意的な反応を示した。
バスティアンCEOは、大韓航空とデルタ航空がジョイントベンチャー(JV)を進めていることに触れ、両社の協力が相乗効果を生み出すことへの期待感を示した。JVは単なる共同運航を超えて、利益とコストを共有する最も高度な協力形態だ。
デルタ航空は大韓航空とのJVを通じて、米国―仁川間を週125便運航しており、仁川から米国に直行する都市は13カ所に上る。これは競合するユナイテッド航空や全日本の9カ所、アメリカン航空や日本航空の9カ所を上回っている。
バスティアンCEOのこの発言は、アシアナ航空との合併に向けた米当局の最終承認を目前に控えた大韓航空にとって、非常に良い兆しとされている。大韓航空は現在、14カ国中13カ国で合併承認を得ており、残すは米国当局の承認だけだ。
さらに、デルタ航空はアジアのハブ空港を日本の成田空港から韓国の仁川空港に移すことを決定しており、大韓航空との協力関係がより一層強化される見通しだ。
大韓航空は今年10月までに米国の承認を受け、アシアナ航空との合併を完了させる計画だ。
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