韓国で使用される中国製インターネットカメラ(IPカメラ)の80%以上がハッキングの危険にさらされていることが判明した。中国のある違法サイトには、公共施設に設置された防犯カメラや韓国人が利用する施設で撮影された映像が数多く投稿されていた。
週刊朝鮮の9月29日の報道によると、同26日時点で約800本のハッキング映像が確認され、そのうち約500本が「韓国人」カテゴリーに該当する。
映像には産婦人科の分娩室や衣料品店、フィットネス施設、プール、スタジオなどプライバシーが守られるべき場所が含まれていた。中には特定の地名や日付が表示されたものもあり、個人情報が流出する危険も指摘されている。
ハッキングによる被害映像は2~3日ごとに新たなものが投稿されており、これらの映像は違法に売買されることも多い。このような映像には韓国国内の需要もあり、特定の場所の映像を要求する書き込みがサイト内に多く見られるという。
韓国内で使用されるIPカメラの80%が中国製であり、これがハッキング被害の多発に影響しているとみられている。
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