韓国で新型コロナウイルスの感染拡大以降、「家飲み」文化が着実に増加している。最近、ロッテメンバーズが実施した酒類消費トレンドのアンケート調査結果によると、普段の飲酒場所として「家」が46.8%で最も高かった。
コンビニ各社は消費者を取り込もうと、関連商品を発売している。缶に入ったRTD(Ready To Drink)ハイボールが代表的だ。
韓国コンビニ大手の「CU」「GS25」「セブンイレブン」はそれぞれ独自にRTDハイボール製品を発売した。さらに、CUはハイボール用にレモン入りの氷カップを売り出し、GS25はおつまみ商品を発売するなど、商品群を多様化している。
あるコンビニ業界関係者は「過去には輸入ビールが主力商品だったが、最近ではハイボールやワインなど、さまざまな商品を販売している。コンビニは大型スーパーに比べて客のアクセスが良いという強みがある」と語った。
「家飲み」族向けの便利なサービスも多様化している。
CUは800品目以上の酒類を揃えたショップインショップ形式の酒類専門店舗を全国で100カ所運営しており、アプリで酒類を購入し、コンビニで受け取ることができる酒類予約購入サービス「CU BAR」も運営している。
CU BARの売り上げは▽2021年102.6%▽2022年145.2%▽2023年190.8%▽今年上半期185.2%――と成長を続けている。
GS25も2020年から酒類オーダープラットフォーム「ワイン25プラス」を運営している。2020年の開始から売り上げは前年同期比で▽2021年580%▽2022年142.6%▽2023年48.5%――と成長し、人気を集めている。
ソウル首都圏以外での購入割合も増加しており、今年上半期基準で40%に達している。コンビニ会社関係者は「酒類購入のために大型ディスカウントストアを探す必要があった地方在住者に人気を集めている」と話した。
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