韓国の20~30代の大学進学率は70%でOECD(経済協力開発機構)加盟国中1位である一方、学歴による賃金格差は比較的小さいことが明らかになった。
OECDが10日に発表した「教育指標」によると、韓国の25~34歳成人の69.7%が高等教育を修了しており、OECD加盟国平均の47.4%を大きく上回った。
ただし雇用率は教育段階別で大きな差がなかった。昨年、韓国の25~64歳の全体教育段階雇用率は75.7%で前年比0.9ポイント上昇したがOECD平均(78.5%)よりは低かった。
高校は72.5%、短期大学は78.2%、大学は79.7%で、いずれもOECD平均の76.9%、81.9%、86%を下回った。
韓国では、特に地域間での高等教育進学率に差が少なく、全国的に高等教育の需要が高いとされるが、賃金面では高卒者に対する専門大学卒業者の給与は109.2%、大学卒業者は132.5%、大学院卒業者(修士・博士)は176%で、OECD平均よりも格差が小さい。
また、2歳以下の幼児の96%が何らかの形で幼児教育を受けており、これもOECDで最も高い水準である。
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