カジュアル衣料品店「ユニクロ」の運営会社ファーストリテイリングの韓国法人FRLコリアが10日、ソウル特別市松坡区(ソンパグ)のロッテワールドモールに13日開業する韓国最大規模(約3500㎡)のユニクロ店舗を初めて公開した。
広大な店舗に入ると、5メートルの高い天井が印象的だ。1階には、女性、子供、ベビーの全ラインアップと一部の男性用商品が展示されており、豊富なカラーバリエーションが揃うカシミヤコーナーや、ユニクロの代表的な製品を紹介する「マスターピース(Masterpiece)」ゾーンが設けられている。
特に注目を集めたのが、ユニクロのグラフィックTシャツを展示する「UTゾーン」だ。ここでは新しいサービス「UTme」が国内で初めて導入された。このサービスでは、アニメキャラクターを含む800種類以上のイメージステッカーを使って、オリジナルTシャツやトートバッグをカスタマイズすることができる。
2階には、男性用ラインアップとユニクロの新技術「パフテック(PUFFTECH)」ゾーン、さらに世界平和をテーマにしたチャリティTシャツコレクション「PEACE FOR ALL」ゾーンが展開されている。
2階には、服の循環を促進するための取り組みの一環として、韓国で初めて導入された「リユニクロスタジオ」もある。ここでは、破れやほつれの修繕や、70種類以上の刺繍パターンを使って既存の服をリメイクするサービスが提供されている。このスタジオはユニクロが掲げる持続可能な理念を反映している。
また、店舗では地域社会との共生を目指し、地元の作家であるイ・ヒョンジュンやイ・ウジェとコラボレーションした作品も展示されている。フィッティングルーム横の休憩スペースからは、蚕室のランドマークである石村湖水(ソクチョンホス)を一望することができる。
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