韓国のオンラインファッションストア「ムシンサ(MUSINSA)」が展開する自社ブランド「ムシンサスタンダード(MUSINSA STANDARD)」がこのほど、ソウル市内で最大規模のオフライン店舗を龍山区漢南洞(ヨンサング ハンナムドン)にオープンさせた。
ムシンサスタンダードの漢南フラッグシップストアは、漢江鎮駅から梨泰院駅までの約1kmの距離にあり、周辺にはコムデギャルソン、ディーゼル、セオリーなどの有名ファッションブランドが軒を連ねている。このエリアにあるブランドの中で、SPA(製造・流通一体型)ブランドとしては、H&Mグループの「COS」とムシンサ スタンダードのみが存在し、国内のSPAブランドではムシンサスタンダードが唯一の存在だ。
漢南洞にある多くのファッションブランドは、建物全体を利用している。ムシンサスタンダード漢南フラッグシップストアも地下1階から5階までの建物全体を使用している。ムシンサスタンダードの店舗としては初めて建物全体を専有する店舗となる。
店舗の総面積は1519.84平方メートルで、現在、ソウル市内にあるムシンサスタンダードの他の店舗(弘大・江南・城北・明洞)と比べても最大の規模を誇る。地下1階から2階は女性用衣料品、3階から5階は男性用衣料品が展示され、特定のラインの製品を販売するスペースも設けられている。
ムシンサ関係者は「ムシンサスタンダードの初期の店舗は商品を展示するショールームのような形態に近かったが、漢南店では商品を展示し、ほとんどのムシンサスタンダード製品を販売する」と説明している。店舗の規模にふさわしく、試着室も地下1階、3階、5階にわたり合計19室を設置している。さらに、各階には「ライブフィッティングルーム」を設け、さまざまなカラー照明やスマートフォンとミラーリング可能なディスプレイを備えており、ショートフォームの撮影も可能である。
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