韓国の最高裁判所は4日、刑務所出所直後に妻に暴行を加え、強制的に入れ墨を彫らせたとして、重監禁致傷や傷害、強要などの罪に問われた被告の男性(28)に対する懲役5年の判決が確定したことを明らかにした。
被告は、賭博場を開帳した罪で服役中に会社員の妻(25)が浮気したと疑い、出所後に暴行を加えた。さらに、妻に無理やり入れ墨を彫らせ、嫌がっているのに蛇の映像を見せるなどした。また、妻が逃げようとした際には約9時間半にわたって自宅に閉じ込めた。
1審で懲役5年が言い渡され、控訴審でも判決は変わらなかった。被告は犯行当時に酒を飲んでいたとして心神耗弱を主張。しかし、裁判所は被告が警察に自らの犯罪行為を報告し、取り調べでも犯行の理由を詳細に説明したことから心神耗弱を認めなかった。
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