昨年、韓国で生まれた子どもの数が23万人を記録し、そのうち法的に結婚していない状態で生まれた婚外子の割合が4.7%に達し、過去最高を記録した。
統計庁が8月28日に発表した「2023年出生統計」確定値によると、昨年の出生数は23万人で、前年に比べて1万9200人(7.7%)減少した。これは1970年に統計が開始されて以来、最も低い数字だ。
一人の女性が生涯に産むと予測される子どもの数を示す合計特殊出生率は0.72人で、前年の0.78人からさらに低下し、経済協力開発機構(OECD)加盟国の平均である1.51人の半分にも満たない数値となった。合計特殊出生率が1を下回る国は韓国のみだ。
人口1000人あたりの出生数を示す粗出生率は4.5人で、前年より0.4人減少した。
結婚状況別に見ると、婚姻中に生まれた子どもの割合は95.3%、非婚出産の割合は4.7%となった。特に、非婚出産は前年より0.8ポイント増加し、1981年に関連統計が作成されて以来、過去最高を記録した。非婚出産の割合は2017年の1.9%から2018年に2.2%へと上昇し、2020年には2.5%、2021年には2.9%と毎年増加している。しかし、これはOECD加盟国の平均41.5%に比べるとまだ低い水準だ。
母親の年齢別出産率(15~49歳女性人口1000人あたりの出生数)は、30代前半が66.7人で最も高く、次いで30代後半が43人、20代後半が21.4人と続いた。平均出産年齢は33.6歳で、前年より0.1歳上昇し、初めての子どもを出産する年齢は33.0歳で、OECD諸国の中で最も高い水準となった。OECD平均の初産年齢は29.5歳である。35歳以上の母親の割合は36.3%で、前年より0.6ポイント上昇した。
父親の平均年齢は36.1歳で、前年より0.1歳上昇した。年齢別では30代後半が37.0%で最も高く、次いで30代前半(35.1%)、40代前半(15.4%)が続いた。初めての子どもを出産する際の平均結婚期間は2.5年、2人目は5.0年、3人目以上は7.4年である。初めての子どもを結婚後2年以内に出産した割合は52.1%で、前年より2.1ポイント増加した。
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