ソウル市西大門区(ソデムング)で地盤沈下によって道路が陥没、車両が転落して2人が重傷を負った事故にからみ、ソウル市鍾路区(チョンノグ)でもこの事故の翌日に地盤沈下が確認された。短期間に都心での地盤沈下が連続発生し、市民の不安が高まっている。
専門家は、地盤沈下が生じるたびに応急処置にとどまる現状を批判し、根本的な原因に焦点を当てた効果的な対策が必要だと指摘している。
国会立法調査処によると、地盤沈下の主な原因は、軟弱地盤、地下水の流れによる空洞形成、老朽化した上下水道管の損傷などだ。
特に老朽化した上下水道管からの漏水が周囲の地盤を弱め、地盤沈下を引き起こすとされる。夏季には豪雨により地盤が弱くなり、沈下が頻発するという。
8月29日に西大門区で発生した大規模な地盤沈下は地下施設物の損傷が確認されなかったため、雨水ポンプ場の工事や豪雨の影響など他の要因も含めて調査が進められている。
専門家は既存の空洞を見つけるだけでなく、定期的な点検と予防が重要だと強調している。
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