グローバルなファッションビジネスイベント「ソウルファッションウィーク」2025年春夏シーズンが3日から5日間、東大門デザインプラザ(DDP)やソンス(聖水)、チョンダム(清潭)、ハンナム(漢南)の3つのファッションエリアで開催される。
今回は「持続可能なファッション」をテーマに、環境に優しい素材を先導する企業「ヒョソンティーエヌシー(HYOSUNG TNC)」や「済州三多水(済州島のミネラルウォーター)」、ゼロウェイストデザインの「パーツパーツ(PARTsPARTs)」などと協力し、さまざまなプログラムを展開する。
ヒョソンティーエヌシーは4日にDDPの「ソウルオン(Seoul-on)」バーチャルスタジオでプレゼンテーションを開催し、廃ペットボトルや漁網をリサイクルして繊維を生産する過程や、再生可能な原料を使用して原材料の段階から炭素削減を実現した「バイオスパンデックス」などを紹介する。
済州三多水は、デザイナーブランド「ジュライkoラム(July Column)」に廃ペットボトルから作られたリサイクル繊維を提供し、デザイナーの既存製品をリサイクルしたコレクション(デッドストックコレクション)とのコラボレーションの成果を、今回のソウルファッションウィークのランウェイで披露する。
パーツパーツは3~7日、DDPの芝生広場で「ゼロウェイスト、ファッションと持続可能性」をテーマに特別展示を開催する。
また7日午後1時には、DDPのデザインホールで「ソウル持続可能ファッションカンファレンス2024」が開催される。
ここでは「持続可能な社会のためのファッション産業の役割と実行戦略」をテーマにした発表や特別対談が繰り広げられる。発表者には、フルール・ペレラン(コレリアキャピタル代表)、チョ・イクレ(FSイノベーション代表)、イム・ソンオク(パーツパーツクリエイティブディレクター)が名を連ねている。
さらに、今回のファッションウィークの公式協力企業として「レクサス」が参加する。レクサスは、ソウルファッションウィークに招待されたバイヤーがDDPとファッションエリアにあるブランドショールーム間を安全かつ迅速に移動できるよう、電動車両での移動サービスを提供する。
ソウル市創造産業企画官のチェ・パンギュ氏は「持続可能なファッションは、単なる流行やトレンドではなく、国内のファッション業界が必ず進むべき方向だ。スタイルと持続可能性が共存する多様な技術と事例を紹介し、環境保護と社会的責任に対する意識と行動に意味ある変化をもたらすことを期待している」と述べた。
(c)news1