1カ月に1200万ウォン(約132万円)を売り上げることで話題になった韓国の配達運転手(41)が交通事故で亡くなった。
仁川延寿(インチョン・ヨンス)警察署によると、先月31日午後2時半ごろ、延寿区松島洞(ソンドドン)の道路で配達員が市内バスにはねられた。重傷を負って病院へ搬送され、1カ月近く治療を受けていたが、亡くなったという。
調べによると、事故当時、バス運転手が信号を無視して交差点に進入しようとし、右側の車線を直進していた配達員のバイクにぶつかったとみられる。
配達員は6月に放送されたSBS「生活の達人」に出演したことで有名になった。配達員になって7年目で、休日もなく毎朝9時から明け方3時まで働いていると伝えられた。
放送当時、収益について「平均すれば1日に40万ウォン(約4万4000円)。1カ月の収益は1200万ウォン程度だ。勤務時間はそれだけ長い。平均で15時間、長ければ17時間働く」と話していた。
この配達員は1日平均200~250㎞を走行し、120件も配達したとして業界のリポートで配達回数が最も多いライダーに選ばれたこともあった。
警察はバス運転手を交通事故処理特例法の致死容疑で立件し、具体的な経緯を調べている。
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