すべての客室からカフェ、レストラン、公園まで、ペットと一緒に過ごせるホテルが韓国・慶州に誕生した。
キョウォングループがホテルチェーン「スイートホテル慶州」をペットバリアフリーホテル「キノック(KINOCK)」として全面改装し再オープンさせた。「キノック」という名前は、ペットが足でドアを叩く様子を表現しており、他者への配慮と礼儀を意味する行動である「ノック」から着想を得たものだ。
公式オープンは今月31日。現在、試験運営中のキノックを訪れてみた。
◇すべてのスタッフがペット専門家…ワクチン接種確認が入場の必須条件
キノックは延床面積7000平方メートル、地上3階、地下2階の建物で、計34室の客室とカフェ、リテールショップ、ポップアップイベント会場、室内ペットパーク、ペット幼稚園、温泉水を使用したポンド型の水遊び場、アジリティ(訓練)施設などを備えている。
ホテルの工事期間は約7カ月。投入された予算は客室当たりなんと2億ウォン(約2200万円)ほどで、キョウォングループが初のペット事業にどれほど本気で取り組んでいるかを推測できる。既存のスイートホテル慶州の骨組みだけを残してリノベーションしたため、事実上新しいホテルを建設したようなものだ。
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