韓国行政安全省は滞在する外国人が災害発生時の状況を理解しやすくするため、日本語、英語、中国語、ベトナム語、タイ語の計5言語で情報を提供する。
これまでスマートフォンのアプリ「エマージェンシー・レディー」では、英語と中国語の二つの言語で情報提供していた。しかし、日本人、ベトナム人、タイ人など50万人以上の外国人に対応する言語がなく、多くが不便を感じているという指摘があった。
行政安全省は今回のアップデートで日本人約6万人、ベトナム人約27万人、タイ人約20万人など計175万人以上の外国人が自身の使用する言語で災害警報を受け取ることができるようになったと説明した。
行政安全省は、2カ月間の試験運用を経て、本格的なサービス提供を開始する。
「エマージェンシー・レディー」は国民用アプリの外国人向けバージョンで、災害警報、国民行動要領、避難所などの災害・安全情報36項目を提供している。高齢の外国人らのために、災害警報を音声で読み上げるテキスト・トゥ・スピーチ(TTS)機能も提供している。
イ・サンミン行政安全相は「韓国を訪れる外国人が引き続き増加している。韓国国民だけでなく、国内に滞在する外国人も災害情報の利用に困難がないよう、災害警報の多言語サービスをさらに拡大していく」と述べた。
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