韓国宇宙航空庁と韓国航空宇宙研究院は8日、米スペースX社と通信衛星「千里眼3号」の打ち上げ契約を締結したと発表した。
千里眼3号は災難・安全サービス提供のために開発している大型の静止軌道公共複合通信衛星で、2027年下半期に打ち上げられる。
千里眼1号(2010年6月打ち上げ)の通信任務を継承し、また▽洪水など水害監視情報の安定的確保▽通信技術競争力確保のためのテストベッド提供▽地上網崩壊地域に対する緊急通信支援▽海洋警察の海洋安全や主権守護活動▽航空機安全運航支援――などの任務を遂行する。
一方、韓国の航空関連企業「韓国航空宇宙産業」が2025年に打ち上げる次世代中型衛星2号は、スペースXの「ファルコン9」に搭載される。
韓国宇宙航空庁のキム・ジンヒ人工衛星部門長は「静止軌道衛星の技術の高度化を成し遂げる。韓国の安全基盤を構築しようと思う」と話した。
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