韓国の和順全南大学病院で、障害者用の駐車スペースが1年間で20%も減り、受診に訪れる障害者が不便を訴えている。
車椅子を利用するある障害者は1日午後、和順全南大学病院の地下駐車場に入ったが、障害者用駐車スペースが見つからず、戸惑ったという。
地下駐車場は4階層にわたって整備されており、1階当たり4面の障害者用駐車スペースが設けられていた。しかし、駐車場増築工事によって1階当たり2面に縮小された。
この障害者は「一般車両の駐車スペースは幅が狭いため、車椅子での乗り降りができない」と話した。
この日、50代の障害者の夫を連れて病院を訪れた女性も、不便を訴えた。結局、離れた場所にある駐車場に車をとめて、夫の車椅子を引かざるを得なくなった。病院の出入口に近い障害者用駐車スペースが縮小され、すでに満車になっていたためだ。
障害者用駐車スペースが減ってから既に1年が経ち、状況は改善されていない。
病院側は「駐車場の増築工事のため、障害者用の駐車スペースの縮小は避けられなかった。9月には増築工事を終え、不便を最小限に抑えたい」と釈明した。
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