パリ五輪のアーチェリーで韓国代表チームが金メダルを総なめするなか、スタンドにいた韓国応援団が相手選手を刺激するなど迷惑行為を続けていたことが明らかになり、韓国国内で非難の声が上がっている。
現地で観戦した韓国人がSNSに投稿した内容によると、4日のアーチェリー個人戦に、スタジアムで同じユニフォームを着た韓国の高齢男性らがスタンド前列にぎっしり詰めて座った。選手と話せるほどの近距離だったという。
韓国選手が出場した準々決勝のころから高齢男性らは醜態を見せ始めた。選手が弓を引く際、静かにすべきなのに、「ナイン!」「テン!」などと、自分たちが「期待するスコア」を大声で叫んでいた。この時、イタリアの観客が「シーッ」と静かにするよう求めたが、男性らは気にもとめなかった。スマホの通知音、携帯電話の着信音も鳴りっぱなしだった。
はなはだしきは、トルコの選手が、与えられた時間内に弓を射ることができず、急いで射ようとした時。男性らは「ウォー」という声を上げ、相手を刺激する迷惑行為をした。トルコの観客席から「SHUT UP!(黙れ)」という怒鳴り声が聞こえると、男性らはようやく口をつぐんだという。
投稿者は「観客席であんな行動を取るのが同じ韓国人だという事実が恥ずかしかった」と吐露した。男性らは、五輪チームを管理する大韓体育会傘下の体育会会長・副会長・事務局長で、税金で旅費と競技チケットが提供されているという。投稿者は「国に恥をかかせている。何のための試合参観なのか」とため息をついた。
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