ソウルにある「江東慶煕大学病院」のクォン・スンヒョ教授の研究チームは、韓国内の皮膚がん患者がこの20年間で約7倍増加したと発表した。
チームが韓国中央がん登録本部の資料を分析した結果によると、国内の皮膚がん患者は1999年の1255人から2019年には8778人に増加していた。
皮膚がんは東洋人より西洋人がかかりやすいとされている。紫外線から肌を保護するメラニン色素が東洋人より西洋人の方が少ないからだ。
研究チームは、韓国人の平均寿命が延びたことや野外活動の増加などで、皮膚がんの主な原因である日光への露出が多くなったことを原因として挙げた。
また、クォン教授は「皮膚がんの発生が多くなったのは、皮膚がんへの関心が増えて、がんの初期段階で診断されるケースが多くなり、患者数が急増したものとみられる」と説明した。
韓国気象庁によると、最近の紫外線指数は「高い」から「非常に高い」水準を維持している。これを受け、ビューティー業界はUVカットの商品を、先を争って発売している。
韓国食品医薬品安全処所属の食品医薬品安全評価院が公開した「2024年上半期機能性化粧品審査統計資料」によると、今年上半期の機能性化粧品審査件数は572件で、前年同期に比べ48件増えた。
機能性別ではUVカットが169件で最も多く▽染毛剤143件▽三重機能性(美白・シワ・UVカット)93件▽脱毛症状の緩和に役立つ化粧品32件――などだった。
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