開催中のパリ五輪で、北朝鮮の選手団の意外な素顔が話題になっている。
中国のSNSには最近、体操の北朝鮮代表、アン・チャンオク選手が、選手村で中国のボランティアとバッジを交換する様子が動画で流れた。アン選手のオリンピック登録カード(ADカード)には誰かからもらったバッジがつけられ、首にかけたひもには中国やチェコ、アイルランドなど各国選手たちと交換したオリンピックバッジがつけられていた。
アン選手も相手に、北朝鮮から持参した体操バッジを渡していた。バッジには北朝鮮国旗と「DPR KOREA」という文字が書かれ、中央には体操の吊り輪にぶら下がる男子選手の絵が描かれていた。
国際スポーツ大会でバッジを交換する「ピントレーディング(ピン交換)」は、数年前から流行している。選手たちはもちろん観衆やボランティアも含め、交換したピンを服や帽子、スカーフなどにつける姿をよく見かけるようになった。
ピン交換によって、選手間で対話が生まれ、国際的な交流に大きな役割を果たしている。
別の中国SNSアカウントには、卓球混合ダブルスの北朝鮮代表、リ・ジョンシクとキム・クムヨンの両選手が、スマホで自撮りしたり、外国の観衆とも気軽に写真を撮ったりする姿が公開された。
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