がんの闘病中に夫から離婚を言い渡された韓国の女性ユーチューバーの話が注目を集めている。複数のオンラインコミュニティに1日、女性の映像が4月にアップした「がんにかかった妻は役に立たない」というタイトルの映像がキャプチャーで上がってきた。
映像によると、女性ががんと診断されてから数カ月後、夫が「言いたいことがある。私は離婚することに決めた」と通告した。当時、女性は抗がん剤治療で髪や眉がすべて抜け、なかなか腫瘍が小さくならず、気がめいっている時期だった。
夫は当初、精密検査に付き添ったり、患者の情報を集めたりするなど献身的だったが、その優しさはいつまでも続かなかった。やがて「いつになったら治るの?」と何度も尋ねるようになった。離婚を切り出すタイミングを図っていたようだ。
女性が「なぜ離婚したいのか」と尋ねると、夫は「いつ治るかわからないし、治っても再発の可能性がある。あなたと一緒の人生は希望が見えない」と突き放した。そして「もし私ががんにかかったら、私から先に離婚しようと言っていただろう」と話した。
あまりの言葉にどん底に沈んでいる時、姑からも電話で「とりあえず別れて友達として過ごしたら」と言われた。そこで離婚を望んでいるのは夫だけでなく実家もだと気付いたという。
離婚した女性は最後に「これ以上記憶を美化させながら生きていけないと思った。これから心を癒したい」と誓った。
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