韓国でこの10年間、乳幼児の間で爆発的に拡散している「手足口病」が、成人にも致命的であることがわかった。
インフルエンサーのユ・ヘジュ、チョ・ジョンヨン夫妻が運営するユーチューブチャンネル「リジュライク」に7月29日、「息子に手足口病をうつしたパパ」というタイトルの映像が上がった。
映像の中で、チョさんは息子のユジュンに手足口病をうつしたことを明らかにし、「朝起きると、38度以上の高熱が出た。薬を飲んで寝たが、熱が下がらないため、病院で受診すると私も手足口病と診断された」と語った。
翌日、マスクをつけて登場したチョさんは「昨日から足の裏から足の指などに水泡が出始めた。本当に痛い」と話した。
チョさんは、水ぶくれがいっぱいの足の裏を見せ、「赤ちゃんがいる家は気をつけた方がいい」と警告。救急室を訪れたが、特別な処置のしようがなく、鎮痛剤の注射でしのいだという。
手足口病は、口の中に水ぶくれや潰瘍ができ、手足に水疱性発疹が出る伝染性疾患だ。主な感染経路は、手の甲を通じた糞便―口腔感染、患者の唾液や痰、鼻水などの呼吸器分泌物を通じた飛沫感染などがある。
症状は発熱、食欲不振、喉の痛み、無力感などが2~3日間現れ、多くは好転するとされる。しかし、一部は脳幹脳脊髄炎、神経原性肺浮腫、肺出血などの重症合併症が発生し、ひどい場合は死亡に至る場合がある。
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